名古屋Kクリニック

IGF-1理論に基づいた育毛クリニック

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2022-03-18

飲み忘れもないのに、よく眠れず再発!なぜ?

北海道在住の20代男性患者様は、脱毛させるロキソニンS服用、脱毛湿布モーラステープ、さらに鼻づまりをとる点鼻薬(名前不明)を使用して、円形脱毛症を発症しました。おばあさまに自己免疫疾患がありました。公立大学病院皮膚科で、効きもしないステロイドパルス治療を受けたそうです(実際、無効!)。困り果てて、当クリニックを受診されました。大きな脱毛斑が複数ある、多発型円形脱毛症の状態でした。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療で、脱毛薬と皮膚科治療で傷んだ毛が抜ける、毛の生え変わりが見られましたが(写真、治療3ヵ月後)、治療9ヵ月後には、明らかな改善が見られました。その後、上腹部の違和感で、睡眠中の中途覚醒が続きました。胃内視鏡では、十二指腸に炎症があるという所見でしたが、軽度のものでした。そして、治療10ヵ月後に、後頭部に新たな脱毛斑ができて、患者様から、薬の飲み忘れもないのに、なぜ再発するのかという質問がありました。以前にもお伝えしたように、睡眠とIGF-1の産生は深い関わりがあります。誰でも知っているのは、睡眠によって、成長ホルモンの分泌が増えて、それにより、IGF-1が増えることです。この現象は、寝入りばなの1時間の深い眠り(眼球運動を伴わないノンレム睡眠)の時に起きます(図)。そして、若年者を被験者として行われた研究で、睡眠時間を、通常より90分長くすると、成長ホルモンの増加を伴わないIGF-1の増加が起こることが判明し、また、睡眠時間を通常より短くすると、交感神経の緊張が起こることが報告されました(図)。IGF-1は、副交感神経の緊張が高いときに増えるので、交感神経の過緊張では、IGF-1は低下します。ストレスでは、交感神経が過緊張するので、睡眠不足は、ストレスを受けたときと同じ状態になります。これらの結果から、眠くなった時に就寝して、ぐっすり眠り、通常の睡眠時間を維持すると共に、できるだけ長い睡眠をとることが、IGF-1増やすことになります。就寝時刻を遅くし、入眠時の深い眠りを妨げるようなうたたね、また、睡眠不足、さらに、自律神経リズムを乱す、起床後の二度寝などは、IGF-1を低下させるので、円形脱毛症を悪化させます。因みに、この患者様は、ウルソ服用で、おなかの不快感もなくなったということでしたので、これから、再び改善に向かうでしょう。IGF-1を増やすウルソは、ドラッグストアで胃腸薬としても売られており(ウルソの含有量は、処方薬の半分)、脱毛症のみならず、胃腸の不調も改善します。円形脱毛症 病院