名古屋Kクリニック

IGF-1理論に基づいた育毛クリニック

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2022-03-04

脱毛だけではない!怖い胃薬(胃酸分泌抑制剤)の副作用。飲みますか?

九州地方在住の60代の女性患者様は、当クリニックに来院される2年前に円形脱毛症を再発しました。姪御さんに円形脱毛症の既往がありました。蛇行性脱毛という、重症の円形脱毛症でした。皮膚科には行かずに、当クリニックに来院されました(大正解!)。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量(150mg/日)で、IGF-1を増やす治療を行うと産毛が生えてきました。しかし、9年前に食道がんを患われており、その後の診察で、食道にがんが再発し、内視鏡で除去する手術を受けました。その後、手術の傷口を早く治すと言われて、当クリニックで飲まないようにお伝えしていた、強力に胃酸分泌を抑制するネキシウムというプロトンポンプ阻害剤という薬を処方されました。警告通り、その2ヵ月後には、これまで脱毛が見られなかった前頭部に大量の脱毛が見られました(写真、青い円内)。この種類の薬、ピロリ菌の除菌にも使われており、それで円形脱毛症を起こした患者さんも多数います。胃酸は、胃潰瘍の原因ではなく、悪くするファクターの一つなので、胃潰瘍などからの大量の出血があり、それを短い期間で止めるなどの、緊急性の高い状況でのこの薬の使用は必要ですが、漫然と使う薬ではありません。この場合も、胃酸は、食道の手術の傷の治りを悪くすることは考えられず、むしろIGF-1を増やすので、傷の治りを早めるはずです。このお医者さん、逆流性食道炎の成り立ちと手術創の悪化要因とが混乱しているようです(深く考えていない)。そして、この薬の怖さも知らないのも確かでしょう。胃酸は、胃の知覚神経を刺激し、胃と全身のIGF-1を増やします(図)。この種類の胃薬は、胃酸の分泌を強力に抑えるので、図に示す胃酸の働きとIGF-1の働きを抑え、脱毛などの怖い副作用を起こすのです。医者はー特に胃酸の重要な働きを知らない医者(これが大部分)、気軽にこの薬を出しますが、緊急時の本当に必要な時以外、だらだらと飲まされることは拒否しましょう。この患者様も、本当は飲みたくないのですと言っておられます。円形脱毛症 病院