2021-12-08
大阪府在住の40代の女性患者様は、腰痛のために毎日鎮痛剤(名前不明)を服用し、円形脱毛症を発症しました。妹さんに自己免疫性の甲状腺炎がありました。皮膚科に3ヵ月間通いましたが、ダメでした。大阪府内では、円形脱毛症を治せる医療機関を見つけられなかったので、当クリニックに来院されました。頭頂部、後頭部、そして両側頭部に多くの脱毛斑があり(写真、治療前)、これでは、憂鬱な気分になるでしょう。大阪市内には、脱毛する抗ヒスタミン剤が円形脱毛症を改善すると言い出した皮膚科医がおり、診療ガイドラインにそれが記載され、薬害脱毛が蔓延しています。当クリニックにも、その医師の関連するクリニックで、抗ヒスタミン剤を円形脱毛症の治療に使われて、汎発性脱毛になったり、悪化した患者さんが多く来院されました。この患者さんは、ステロイドの塗り薬だけで治療されたので、難を免れました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療を開始し、改善してきましたが、謎の6ヵ月間の治療中断期間があり、その後、治療再開して、今回、セファランチンを減量しても悪化せず、治癒が確認されました(写真、治療2年6ヵ月後)。中断がなければ、2年間の治療で治癒していました。あの多くの脱毛斑が消えて、嬉しそうでした。髪の毛の量も、脱毛症があったとは、とても思えないほど増えていました。皮膚科選びは、慎重に。これは、治療できるところはないので、悪くするところを選ばないようにという意味です。大阪府在住の方は、特に注意です。