名古屋Kクリニック

IGF-1理論に基づいた育毛クリニック

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お知らせ

2021-12-03

重症円形脱毛症、一番治りにくい部位は、初発した部分。

50代の男性患者様は、お父様が亡くなられて、その事後処理の多忙さに加え、耳鼻科で、脱毛するモンテルカスト(ロイコトリエン拮抗剤)とビラノア(抗ヒスタミン剤)を処方され、左の後頭部に大きな脱毛斑ができました(写真、治療前、青い円内)。家族歴はありませんでした。皮膚科治療で治らず、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療を開始すると、自己免疫で傷んだ毛が抜けましたが、白髪は抜けませんでした(写真、治療3ヵ月後)。そして、次に、白髪が大量に生えてきて、次に黒い毛が生えてきて(写真、治療9ヵ月後)、そして白髪が黒くなってきて、治療1年後には、全体に明らかに改善しました(写真、治療1年後)。一般に、毛が生えにくいのは、両耳の前上方とうなじですが、それ以外では、初発時に抜けた部分です。この患者様でも、初発時にあった後頭部左側の脱毛斑は、全体に改善した治療1年後にも、まだ、改善せずに残っています(写真、治療1年後、青い円内)。火事でも、火元が、一番激しく燃えますが、それと同じで、円形脱毛症でも、初発部分が、最も重症な部分なのです。IGF-1を増やす治療で、自己免疫の標的になっているメラニン色素(髪の毛の黒い色素)を作る細胞が毛根にある毛(黒い毛)は、傷んでいるので、生え変わりで抜けてしまいますが、メラニン色素を作る細胞が毛根にない毛(白髪)は免疫系の攻撃を免れるので、抜けないし、治療に伴う生え変わりも起こりません。そして、IGF-1によって、自己免疫が改善されてくると、免疫系の攻撃を受けにくい白髪から生えてきて、次に黒い毛が生えて、最後に白髪が黒くなって治癒します。しかし、初発部位が治りにくい部分であるので、この部分が治らないと治癒とは言えません。火事に例えるならば、火元がまだ燃えている状態だからです。患者さんの中には、8~9割治ると、早く治療を終わらせてくれという人がいます。しかし、ここに述べた理由から、火元が消えないうちに治療を弱くすると再発する可能性が高いのです。治療を無駄に伸ばしているわけではないので、このような医学的な背景をご理解して頂きたいものです。皮膚科のお医者さんには、このような治癒経過は経験していないと思いますでの、この経過を見て、円形脱毛症の病態生理を勉強してほしいものです円形脱毛症 病院