2021-11-09
男性が円形脱毛症を発症した場合、もともと男性型脱毛症(AGA)があると、円形脱毛症治療と同時に、AGAの治療もしないと円形脱毛症の治癒が遅くなります。AGAでは、男性ホルモンが変化してできたDHT が、知覚神経の機能を落としてIGF-1を減らします。AGAで薄毛になる頭頂部から前頭部に円形脱毛症がある場合、DHTのために、この部位の知覚神経が鈍感になるので、IGF-1を増やす治療でも、この部分の円形脱毛症が治りにくくなります。大阪市内在住の40代の男性患者様は、脱毛するフェキソフェナジン服用に加えて、怖いモンテルカストを耳鼻科で処方されて、円形脱毛症を発症しました。お母様に、自己免疫疾患である関節リウマチの既往がありました。大阪市内では、円形脱毛症を治せる医療機関が見つけられなかったので、当クリニックに来院されました。おでこの生え際が後退して、AGAもあったので、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンに加えて、DHT ができるのを抑えるアボルブという、AGAの治療薬剤を併用しました。治療2年後には、写真にあるように、ほぼ脱毛斑が目立たなくなりました(写真)。女性型脱毛症は、カプサイシン、イソフラボン(スーパーセレクト)、そしてタキシフォリン(ラーシュ)だけで改善するので、女性に円形脱毛症が起こっても、IGF-1を増やすサプリメントとセファランチンだけで改善します。円形脱毛症は、その辺りのAGAクリニックでは治せないのですが、そのことがわからずに、円形脱毛症を、そこに治療しに行く方がいます。良心的なクリニックでは、治療できないと断りますが、そうでないところでは、効果もないのに、AGAの治療薬、ミノキシジル、さらに効果不詳のパントガールなどというサプリメントを出すところがあります。AGAの治療だけでは、円形脱毛症は治りませんので、そのようなところに治療に行かないようにしましょう。