2021-07-07
大阪府在住の10代の女性患者様は、当クリニックに来院される2年6ヵ月前に単発性の円形脱毛症を発症しました。原因は、不明でした。賢くも皮膚科には行かず、鍼治療を受け、改善してきましたが、その後悪化し、全頭脱毛にまで進行しました(写真、治療前)。おそらく、脱毛する薬を使用したのでしょう。関西地方では、円形脱毛症を治せる医療機関が見つからなかったので、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントやセファランチンを服用してもらい、IGF-1を増やす治療を行いましたが、体温が36℃台前半と、低体温があり、なかなか治療効果がでてきませんでした。しかし、治療を続けるうちに、体温も徐々に上昇してきて、治療3年を過ぎたころから、正常体温(36.6℃以上)になってきました。そして、産毛も増えてきて、長くかかりましたが、治療5年4ヵ月後には、もう少し、産毛が増えれば、ウイッグが取れそうと考えられるほどに改善しました(写真)。正常体温の場合は、全頭脱毛は、2~3年ほどで治癒しますが、低体温では、それよりも長くかかります。まだ、若いので、これから先の何十年の生活を考えれば、低体温で、改善が数年かかっても、治療する方が良いでしょう。皮膚科治療では、何十年かかっても、自然治癒がない限り、治りませんから。