2021-03-29
関東地方在住の10代男子の患者様は、当クリニックに来院される5ヵ月前に円形脱毛症を発症しました。ご両親、共に、円形脱毛症の既往がありました。遺伝、転居、そして、かゆみ止めが入っている、ロートアルガード
という目薬を使用しての発症です。近所の皮膚科や漢方治療で治らず、なんと、リーブ21に通いましたが、治るはずもありません。関東地方では、円形脱毛症を治療できる医療機関を見つけられず、困り果てて、当クリニックに来院されました。来院時、全身の脱毛をきたす、汎発性脱毛の状態でした。やはり、遺伝的背景が濃厚で、脱毛目薬の使用と転居という、円形脱毛症を発症する3要素がそろっての発症なので、円形脱毛症としては、最重篤の状態にまで悪化していました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン(150mg/日)、さらに、途中からは、αGPCも併用して、IGF-1を増やす治療を開始すると、徐々に頭皮の毛穴が、膨らんできましたが、まだ、産毛は生えてきませんでした。ご両親は、不安に思われていましたが、治療9ヵ月後には、眉毛と睫毛が生えてきたこと(写真)に気付いておられず、この効果をお伝えしたところ、少し、安心されていました。頭髪から先に生えて、眉毛が、なかなか生えてこない患者さんもいる反面、眉毛と睫毛から、生えてくる場合もあり、円形脱毛症の回復過程は、百人百様です。ただし、皮膚科治療やリーブ21の施術では、重症円形脱毛症は、自然治癒を除いて、その治癒は、百人一様で、期待できません。