2021-03-27
四国在住の10代の男性患者様は、叔父様に円形脱毛症の既往があり、入学試験前に、脱毛するパブロン点鼻薬
を使用して、円形脱毛症を発症しました。近所の皮膚科の治療が無効、そして、紹介されていった県立病院のパルス治療が無効、困り果てて、当クリニックに来院されました。まゆ毛も抜けた、全頭脱毛の状態でしたが、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン(150mg/日)で、IGF-1を増やす治療を行うと、最初の7ヵ月で、産毛が生えてきましたが、次の1年間で、急速に改善し、まゆ毛も増えて、ほぼ生え揃いました(写真)。髪の毛の質も良くなり、腰や艶も改善してきました。遠くからの来院の甲斐がありました。今も全国で、円形脱毛症診療ガイドラインの型通り、ステロイドパルス治療を受けられている患者さんも多いと思います。ステロイド剤は、急場しのぎと、治療法のない病気に、ただの対症療法として使うだけで、根治的な治療薬ではありません。副作用と減量に伴う再発を繰り返すだけです。かつらの着用を勧める、円形脱毛症診療ガイドライン、そして、脱毛する抗ヒスタミン剤の使用も勧めています。これでは、これに沿った治療で、治ることはありません。