2021-01-15

患者様の声：”まだ、1年も経たないのに、全然違う！”

20代の女性患者様は、来院される7年前に円形脱毛症が悪化し、皮膚科では治らないことが分かっていたので、放置していました。しかし、徐々に悪化して、ほぼ全頭脱毛に近い状態になってきたので、当クリニックを受診されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン（150ｍｇ/日）で、治療を開始すると、すぐに産毛が生え始め、治療9ヵ月後には、生えてきた産毛が、成熟して、艶や腰がでてきました（写真）。この時に、このように言われました。ご兄弟にも、全頭脱毛の方がおられるようですが、これまでの鍼灸治療などが無効で、現在は、放置されているとのことでした。円形脱毛症の発症に遺伝は、重要に関連しており、当クリニックでは、ご兄弟、双子、そして、親子で、円形脱毛症の治療を受けられている患者さんもいます。親族の方に、自己免疫疾患（甲状腺疾患や関節リウマチなど）や円形脱毛症の既往がある方では、脱毛する痛み止めとストレスの組み合わせで、円形脱毛症を発症することが多いので、ストレスは避けようがないですが、脱毛する薬の使用は控えて下さい。治療中の患者さんでも、脱毛する薬かどうかわからない場合は、使用する前に、必ず、当クリニックまで、お問い合わせ下さい。一度でも使用すると、特に、生えてきたばかりの産毛は、それらのくすりに弱いので、一気に抜けてしまいます。また、治療を続ければ、生えてきますが、時間がかかる場合があります。せっかく生えてきた産毛です、大事にしましょう。