2020-11-21
関西地方在住の10代の男性患者様は、学校でのトラブルで、円形脱毛症を発症しました。近所の皮膚科を受診して、治療を受けるも、治らず、しかも、脱毛する飲み薬や目薬を出されて、著明に悪化し、蛇行性脱毛にまで、進行しました。関西地方では、重症円形脱毛症を治療できる医療機関が見つからなかったので、遠路、当クリニックにご来院されました。カプサイシンやイソフラボンを含むサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療を開始すると、傷んだ毛が抜けて、新しい毛に生え変わる、毛の生え変わりが起こりましたが、なかなか、産毛が生えてきませんでした。そこで、治療9ヵ月後から、αGPCを併用すると、その後、徐々に産毛が生え始め、治療1年5ヵ月後には、明らかに改善し、αGPCを併用していない6ヵ月間の変化と比べて、明らかな改善が確認されました。カプサイシンで、胃痛がおこるので、お子様が、飲んだとウソをついていたようですが、お母様から、説得されて、規定量飲めているようです。そのまま、ウソがばれなかったら、脱毛していたでしょう。お母様から、以下のようなメールをいただきました;”おでこ上、順調に伸びてより生え際らしくなってきました。左側頭部も産毛が増えて、右側のもみあげ部分にも産毛があり、うなじにもうっすら産毛がはえてます。まばらではありますが色んな箇所で産毛がはえてきて母も子もとても嬉しく、これからも励まし合いながら頑張れそうです。薬はあれからきっちり飲めています。”よかったですが、飲み忘れがないようにしましょう。