2020-08-29
関東地方在住の8歳男子の患者様は、当クリニックに来院される1年1ヵ月前に、円形脱毛症を再発しました。お父様に、円形脱毛症の既往がありました。その後、アトピー性皮膚炎の治療に、脱毛する抗ヒスタミン剤であるペポタスチンや脱毛点眼液であるパタノール点眼液を処方され、全身の毛が抜ける、汎発性脱毛にまで、悪化しました。近所の皮膚科と某私立医科大学病院の皮膚科で、ありきたりの標準的治療を受けましたが、ダメでした。困り果てて、遠路当クリニックに来院され、カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、白い産毛が生えてきて、治療3ヵ月後には、黒い産毛も生えてきました(写真)。眉毛も、両側で、生えてきました(写真)。来院時は、まだ、かぶれ治療を受けていましたが、これでは、治りませんので、すぐに、やめてもらいました。円形脱毛症は、毛根が、自分のリンパ球によって、傷害される自己免疫疾患です。頭皮だけをいじっても、体の内部から、治療しないと治りません。IGF-1 には、暴走するリンパ球を抑制する、制御性T細胞を活性化する作用があるので、円形脱毛症が治ります。勿論、他の自己免疫疾患も改善します。むやみに、ステロイドを使う、標準的治療では、自己免疫疾患は、病気の原因にふたをして、症状だけを軽くする治療なので、かならず、再発・悪化します。ステロイド内服は、副作用も重篤ですが、根治的な治療法では、ありません。