2019-10-21
これは、関西地方在住の40代女性患者様の声です。家庭のストレスで、当クリニックに来院される2年前に、円形脱毛症を再発しました。ある市民病院の皮膚科で、治療をうけると、あろうことか、最悪の脱毛作用を持つオロパタジンを、なんと、円形脱毛症の治療に使われ、全身の毛が抜けてしまい、汎発性脱毛になってしまいました。関西地方では、円形脱毛症を治す医療機関を見つけられなかったので、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、前頭部に、まず、白い産毛が生えてきて、治療9ヵ月目には、後頭部の広い範囲で、黒い産毛が生えてきました(写真)。知覚神経が敏感になり、毛が生えてくると、同時に、頭皮にかゆみがでます。ケガが治るときも、傷口がかゆくなりますが、それも同じく、治癒するときには、知覚神経が敏感になるからです。しかし、脱毛の副作用が、添付文書に記載されている抗ヒスタミン剤を、脱毛症の治療に使う、皮膚科治療は、言語道断です。診療ガイドラインに書いてあること自体が、信じられません。どうにかしないと、薬害脱毛が後を絶ちません。