2016-10-26
古くから、赤ワインを1日にグラス3杯ほど飲む人は、認知症になりにくいことが知られていました。育毛物質IGF-Iは、脳の海馬という記憶の中枢の神経細胞を増やすので、認知機能を改善します。赤ワインに含まれるポリフェノールは、カプサイシンのように、胃や腸の知覚神経を刺激して、IGF-Iを増やすことを、当クリニックの院長が見出しました。適量の赤ワインは、育毛にも良さそうです。赤ワインのポリフェノールは、昔から、その抗酸化作用や、長寿遺伝子の活性化作用があることが報告されており、適量の赤ワインは、健康で長生きすることに役立つと、多くのメディアでも取り上げられてきました。ところが、赤ワインのポリフェノールは、胃や腸からほとんど吸収されず、吸収されても肝臓ですぐに代謝されるので、ごく微量しか、体の中に存在しないことも報告されていました。しかし、この事実は、赤ワインポリフェノールの研究者からは、語られることはありませんでした。彼らにとっては、”不都合な真実”なのです。赤ワインポリフェノールによる抗酸化作用や長寿遺伝子の活性化などは、現実的には体内で起こらないでしょう。IGF-Iは、抗酸化作用を持った物質を増やすので、赤ワインポリフェノールが体内に入っていかなくても、IGF-Iを増やすことで、抗酸化作用を発揮できるのです。残念ながら、赤ワインポリフェノールによる、長寿遺伝子の活性化は、シャーレの中だけのお話のようです。