2016-03-25
プロトンポンプ阻害剤(PPI)は、胃酸の分泌を強力に抑え、逆流性食道炎や胃潰瘍などでの胸やけや痛みなどの症状を軽減する薬です。現在、多くの患者さんが服用されています。
この薬は、骨折、肺炎、血栓形成、さらに認知症のリスクを上げることが報告されました。
育毛物質IGF-Iには、骨密度や免疫力を高め、血流を増やし、さらに記銘力や記憶力を高める作用があります。胃酸は、胃の知覚神経を刺激し、IGF-Iを増やす働きがあるので、PPIで胃酸の分泌を強力に止めると、上記の副作用がでる可能性があります。
60代男性で、円形脱毛症を発症された患者様は、PPIを服用中でした。この患者様に、治療を行っても、他の患者様のような効果がなく、脱毛症は悪化していきました。そこで、PPIの服用を中止して、治療を継続すると、その1ヶ月後には、写真のように、脱毛症の悪化が止まり、産毛が生えてきました。
痛み止めやかゆみ止め以外にも、PPIの長期の服用は、髪の毛や体の組織を、IGF-Iを下げることで傷害するようです。ご注意下さい。