2026-06-19
10代の男性患者さんは、円形脱毛症を再発しました。皮膚科治療で治らず、その間、アトピー性皮膚炎の治療と称して、大量の痒み止めが処方され、全身の毛が抜けました。困り果てて、当クリニックに来院されました。汎発性脱毛の状態でした。IGF-1を増やす治療を開始し、産毛は生えてきましたが、規定量の半分しか飲まず、ゆっくりした効果しか出ませんでした(治療1年1ヵ月後)。再三の規定量服用して下さいとの注意で、飲み忘れの程度が少なくなり、治療1年5ヵ月後には、全体に白い産毛と黒い産毛が増えて、後頭部上方には、勢いよく、黒い毛が生えてきました(写真、赤い円内)。規定量飲めば、もっと早く効果は出たはずです。円形脱毛症の患者さんの中には、溺れる者は藁をもつかむの心境で、頭皮だけをいじるメソテラピーを受ける人もいます。円形脱毛症は、体内の自己免疫で起こるので、頭皮だけの施術では、治りません。受けないようにしましょう。