2026-04-27
70代の男性型脱毛症(AGA)の患者さんは、IGF-1を増やす治療を19年も受けていました。AGAは、円形脱毛症と違って、治癒が無く、治療中は改善しますが、治療中止で、また、元に戻ります。ただし、皮膚科治療では、円形脱毛症に治癒どころか、改善もなく、悪化の一途をたどります。この患者さんの薄毛が悪化したので、脱毛薬の使用をお聞きすると、下痢止めを飲んでいました。下痢止めは、IGF-1を減らします。カプサイシンとイソフラボンのサプリメントとセファランチンで、IGF-1が増えて、便通が良くなり、便秘が治ることとは逆の作用を、下痢止めは引き起こします。そして、この患者さんでは、下痢止めの服用回数を減らすと、薄毛は、また、改善してきました(図)。しかし、円形脱毛症の患者さんでは、下痢止めで、再発して、大量脱毛して、しばらくは、もとにもどらなくなりますので、絶対に飲まないで下さい。禁忌薬です。下痢止めの脱毛機序は、当クリニック院長の著書、”その薬、命を削ります”の37ページに記載しています。下痢止めの名前をお知りになりたい方は、当クリニックまで、お問い合わせ下さい。