2026-03-31
30代の女性患者さんは、円形脱毛症を発症し、皮膚科を、何と10軒も回りましたが治らずに、困り果てて当クリニックを受診されました。IGF-1を増やす治療を開始すると、順調に円形脱毛症は改善しました。ある時、困ったような声で、サプリメントとセファランチンが飲めなくなったとの連絡がありました。よくよく話を聞くと、8年ぶりに妊娠し、つわりがひどいことがその理由でした。不妊症ですが、挙児希望で、妊活中だったので、基本的には、おめでたい話です。IGF-1は、性ホルモンの働きを改善するので、脱毛症治療で、原発性無月経が改善したり、50代の女性の子宮内膜の熱さが、30代並の厚さで、婦人科医に驚かれたこともあります。これまでに、8人の患者さんで、脱毛症治療後2ヵ月から、1年6ヵ月の間で、妊娠しましたが、そのうち7名は不妊症でした。脱毛症治療中で、不妊治療開始して1ヵ月で妊娠した例、不妊治療予定の前日に妊娠が判明した例などもあります。逆に、2人のお子様がいて、特に挙児希望はなく、これまでどおりの性生活を送っていて、思いがけず妊娠して驚かれた患者さんもいます(図)。IGF-1を増やす治療は、不妊治療にもなりえます。副作用も痛みもなく、脱毛症が無くても、不妊治療に応用できそうです。逆に、不妊治療に、IGF-1を減らすアスピリンを使う産婦人科医もいるようで、これは不妊症の患者さんに避妊をしていることになります。現代医学は、怖い!