2026-03-11
20代の女性患者さんは、仕事上のストレスで、円形脱毛症を発症しました。皮膚科治療で治らず、遠路、当クリニックを受診されました。受診時は、全頭脱毛の状態でした(写真、治療前)。その後、IGF-1を増やす治療で、治癒状態となり、ご結婚もされました。ところが、ご主人に、脱毛成分入りの湿布(“その薬、命を削ります”の16ページと92ページに記載)を、湿布の内面に触れないようにして、2回貼ってあげたそうです。そして、その1ヵ月後に、2か所の脱毛斑が発現しました(写真、青い円内)。湿布の痛み止めが、激しく脱毛させることは、ご存じだったので、湿布の内面には、触らないようにされていましたが、内面を覆うフイルムには、触れてしまったようです。この脱毛成分は、かなり強烈で、少量でも、皮膚に着くと、経皮吸収されて、IGF-1を減らして脱毛させるでしょう。以前に、牛を飼育する男性が、痛み止めの塗り薬を牛に塗って、円形脱毛症が再発したことがありました。湿布の内面のフイルムにも、触れないように注意しましょう。しかし、少量でも、脱毛させる痛み止め成分、いかに脱毛症が無い人でも、塗るのは、怖いですね!気を付けましょう。