2026-03-02
iPS細胞の臨床試験の結果で、iPS細胞の再生医療への実用化の仮スタートが切られました。iPS細胞医療の創業家である日本が、頭ひとつリードしたと報道されています。しかし、あのネイチャー誌が、臨床試験がずさんで、これでスタートすると、iPS細胞の臨床応用が間違った方向に進むと、非常に強い懸念を示したそうです。組織にも幹細胞があり、何らかの組織の傷害で、分化増殖して、組織を修復して、病気は治ります。しかし、パーキンソン病などの難病では、組織の幹細胞が分化増殖できないので、病気が治らないのです。言い換えれば、病気の組織は、幹細胞が増えれないで荒れ地です。そんな組織に、iPS細胞を植えても、iPS細胞は育ちません(図)。これが、現在の日本におけるiPS細胞の臨床応用の現状です。IGF-1は、組織の幹細胞を分化させ、血流も増やし、知覚神経や血管内皮細胞の働きを高めます。その結果、荒れ地は肥沃な土地になり、それだけでも難病は改善するのですが、このような状態の組織にこそ、iPS細胞は育ちます(図)。当クリニックで行っている、知覚神経を刺激して、IGF-1を増やす治療、そして、IGF-1を減らす薬を使用しないことの2つが、iPS細胞の臨床応用の成功のカギとなります。