2026-02-25
60代の男性患者さんは、近所の開業医で、アムロジピン2.5mgを処方されて、高血圧の治療を受けていましたが、アムロジピン5mgに増量されて、5日後から、抜け毛が著増しました。ネットで、アムロジピン・脱毛で検索されて、当クリニックを見つけて、受診されました。皮膚科受診では、急に抜けたので、円形脱毛症ではないかと言われて、ますます、不安が増大しました。診察で、頭部の写真から、男性型脱毛症の悪化でした(写真、治療前)。アムロジピンを中止して、IGF-1を増やす降圧剤に変更して、IGF-1を増やす治療を開始しました。その1ヵ月後には、前額部左側に産毛が生えてきました(写真、赤い円内)。患者さんは、血圧も安定し、就寝後の排尿も減って、安眠できるようになり、体調も良くなったようで、大変感謝されていました。もし、アムロジピンを飲み続ければ、脱毛も続き、IGF-1が減るので、認知機能も落ちてきて、認知症街道まっしぐらになったはずです。さらに、その向こうには、がんも見えてきます。しかし、すぐに降圧剤を変更してくれた主治医の先生も、素晴らしい方です。別の円形脱毛症の患者さんのお母様が、アムロジピンを服用して、毛が薄くなっており、全身への副作用も心配して、主治医に変更をお願いしたところ、却下されたそうです。このお医者さん、高血圧の病態の認識が、とても浅いです。ただ、血圧を下げればよいとしか考えていないようです。生活習慣病の諸悪の根源である知覚神経の鈍感さを改善すれば、高血圧、高脂血症、インスリンの効きが悪くなり、がんの原因にもなりうるインスリン抵抗性も改善します。アムロジピンは、血管は開くが、知覚神経を鈍感にするので、体には、毒でーす。