2026-02-16
40代の男性患者さんは、円形脱毛症を発症して、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。花粉症の薬を飲んで、大量脱毛し、関西地区の国立医大の皮膚科を受診して、入院してまで、色々な治療をしましたが、治りませんでした。その後、心療内科で処方された、ある精神安定剤を服用し、また、大量に脱毛しました。困り果てて、ネット検索で当クリニックを見つけられて、遠路来院されました。多くの脱毛斑がある、多発型円形脱毛症でした。顔色も悪く(写真)、周囲の人たちが、気分でも悪いのかと、しばしば、聞かれていたそうです。寝つきも悪く、寝付くまで、2~3時間もかかっていました。また、乗り物酔いも頻繁にしていたそうです。早速、IGF-1を増やす治療を開始すると、1ヵ月後には、多くの脱毛斑の内部や生え際で、産毛が生えてきました(写真、赤い円内)。また、青白かった顔色が、肌色に変わってきました(写真)。奥様からは、死んだようだった毛が、生き返ってきたね、と言われたそうです。円形脱毛症では、ひどい部分では、脱毛しますが、脱毛していない毛も傷んでおり、毛が細く、こしが無くなりますが、IGF-1を増やす治療で、毛質が良くなり、改善します。これが、死んだ毛が生き返った印象を与えたのでしょう。そして、悪かった寝つきも良くなり、ベットに入り、数分で寝入ることが、週の半分くらいになったそうです。知覚神経刺激は、言い換えれば、副交感神経刺激なので、治療前の自律神経失調(交感神経優位の状態)が、改善したものと思われます。脱毛した薬は、脱毛薬リストに記載していますので、決して、飲まないようにして下さい。保険診療では、絶対に治らない自己免疫疾患である円形脱毛症、費用はかかりますが、心から治したい患者さんは、この治療を受けられて治っています。脱毛症のみならず、それまでにあった体の不調も良くなり、健康になれる治療です。