2025-12-01
10代の女性患者さんは、蛇行性脱毛を発症し、近所の皮膚科を受診したところ、うちでは治せないと言われ、東京医大の皮膚科を紹介され、受診すると、市販のリアップを勧められ、さらに紹介された杏林大学医学部皮膚科では、これでも塗っといてと、効果の不明なステロイドを渡されました。困り果てて、当クリニックを受診され、IGF-1を増やす治療で、著明に改善しました。耳の周辺は、難治な部位ですが、高カカオ含有チョコを食べて、その部位も明らかに改善しました(写真)。また、40代の女性患者さんは、多発型円形脱毛症を発症し、近所の開業医を受診しましたが、名古屋市内の公立大学病院皮膚科を紹介され、教授自ら診察し、これは、生えてもすぐに抜けるタイプのやつだからとわけのわからない説明を受け、治らないけどと前置きされて、ステロイドの頭皮への注射をされました。そして、また、開業医に戻されました。これらのお二人の患者さんの処遇を見てもわかるように、皮膚科は、たらいまわしして責任回避するようです。これと逆のパターンでは、患者さんの苦情で分かったのですが、新大阪のある皮膚科クリニックでは、円形脱毛症の患者さんに、このままでは、毛が全部抜けてしまう、できることは何でもしなければと、半ば恫喝して、無駄な治療を押しつけたそうです。この患者さんは、あきれて、そのクリニックから逃げるように、当クリニックを受診されました。たらいまわしされて、治らない、または、治らない治療の押し売り、これが、皮膚科治療の現況です。