2025-11-10

患者さんの問い合わせ：”知人のすい臓がん、IGF-1を増やす治療は効果的ですか？”

当クリニックで円形脱毛症を治療して、改善した患者さんの御親族の方から、頭書のような問い合わせがありました。これまでに、乳がんや悪性黒色腫が、IGF-1を増やす治療で治っているので、改善する可能性は高いとお伝えしました。すい臓がんの標準的治療で、抗がん剤を使うと、がんは小さくなっても、副作用で社会生活の質は、きわめて低下し、入院生活に終始することになるでしょう。IGF-1は、正常な免疫力は高めるので、これまでにがんが改善した症例が経験されたことになります。乳がんが治った40代の女性は、図に示すように、円形脱毛症治療中に乳がんが発覚しましたが、治療13ヵ月後に、脱毛症が著明改善するとき、すなわち、IGF-1が高値になった時に、良性の乳管内乳頭腫という良性腫瘍に変わって、手術予定が取り消しになりました。この患者さんでは、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で治療しましたが、脱毛症のない女性患者さんは、中等量のセファランチンだけで、乳がんが消えました。しかも、2回もです。今回のお問い合わせがあったすい臓がんの患者さんも、脱毛症が無ければ、脱毛症がある患者さんに比べて、改善の可能性はさらに高くなります。その理由は、脱毛症の患者さんは、もともとIGF-1が低下していますが、脱毛症のない患者さんでは、命を削る薬さへ、飲んでいなければ、IGF-1は低下していない可能性が高いからです。抗がん剤のきつい副作用で、苦しむよりは、IGF-1を高めて、がんがすぐに縮小しなくても、ゆっくりとがんが縮小し、言い換えれば、がんと共存し、命をつなげていく生活の方が、合併症が無い限り、入院も不要で、社会生活の質は、より高く保たれると考えられます。このような理由で、お問い合わせに対しても、特に抗がん剤の治療成績の悪いすい臓がんでは、IGF-1を増やす治療を試す価値は大きいでしょう。