2025-10-14
50代の男性患者さんは、20代で円形脱毛症を発症し、その後、自然回復するも、再度、再再発しました。しかし、これも自然回復。しかし、3回目の再発は、回復せず、当クリニックを受診されました。皮膚科では、アトピー性皮膚炎の治療も受けられていたそうですので、おそらく、かゆみ止めで再発したのでしょう。IGF-1を増やす治療を開始して、改善し、ほぼ2年半で、治癒直前です(写真)。サプリメントや薬剤の飲み忘れもなく、治療されて、男性型脱毛症も合併していたので、途中からは、その治療も併用して、合併した部分が速やかに改善しました。そして、新しいサプリメントであるKCリペアも服用してみたいと言われ、非常に積極的に治療に取り組んでおられます。20年以上も続いた、円形脱毛症の鬱陶しい悩みから解放されるのですから、積極的になれるでしょう。この患者さんもそうでしたが、薬害脱毛が後を絶ちません。関東地方在住の、多発性円形脱毛症の女性患者さんは、わざわざ脱毛薬リストをもって、内科を受診しにも関わらず、逆流性食道炎と、見てもいないのに診断され、脱毛するタケキャブを1年も飲まされて、著明に悪化しました。ご本人の、精神状態も限界の様でした。おそらく、普通の内科医は、IGF-1のことも知らず、脱毛するかどうかなど、どうでも良いと思っています。かかりつけ医を変えるようにお勧めしました。信頼できるかかりつけ医を探すことは至難の業です。大多数の医師は、病気を根治しない、対症療法に終始していますから。