2025-10-03
40代の女性患者さんは、当クリニックに来院される10年前に円形脱毛症を発症しました。名古屋市内の国立大学医学部附属病院皮膚科で治療を受けましたが、治らずに、当クリニックに来院されました。そして、IGF-1を増やす治療を数年間受けられて、改善しましたが、治癒前に、独断で治療を中断しました。その10年後、当然のように悪化しました。やはり、円形脱毛症が、日に日に悪化していくことに耐えられず、治療を再開されました。治療費用を抑えるために、セファランチンを通常の半分の量での治療を希望されましたので、改善はゆっくりでした。そこで、カカオ95%チョコの併用をお願いしたところ、すぐには、95%を食べきれず、72~86%のチョコを食べていました。効果はいまいちでしたが、覚悟を決めて(?)95%20gを食べ始めて2か月後には、明らかな改善が見られました(写真、赤い円内)。何度もお伝えしましたが、食べにくいなどは、現代医学では不治の円形脱毛症の改善のためには、大した理由にはなりません。現在、明治製菓とは、共同研究はありませんが、当クリニックの院長が大学で研究していたころには、共同研究を行っておりました。その成果は、楠田枝里子さんの著書、”チョコレートの奇跡”に掲載されています。