2025-09-29
40代の女性患者さんは、小学校3年生で円形脱毛症を発症しました。お父様に円形脱毛症の既往がありました。皮膚科に行っても治らないので、その後、放置して、良くなったり、悪くなったりを繰り返していました。ところが、新型コロナに2回感染して、円形脱毛症は悪化して、汎発性脱毛にまで悪化しました。東京の私立S大学医学部(現在、S医科大学)の皮膚科に入院して治療を受けましたが、全く、効果はありませんでした。困り果てて、当クリニックに来院され、初めは、治療費用が高額であるということで、IGF-1を増やす治療を受けるかどうか迷っておられましたが、受けられる決断をされました。治療後、後頭部に産毛が生えてきましたが、86%のカカオ含有チョコを食べ出して、その5ヵ月後には、明らかな改善が見られました(写真、赤い円内)。86%や95%カカオのチョコが食べにくいので、お菓子のような72%カカオチョコを食べている患者さんもいますが、良薬口に苦しです。我慢して、食べやすいようにして食べて下さい。身近にある、IGF-1を増やす食材である唐辛子、大豆食品、そして高カカオチョコ、大いに利用しましょう。皮膚科に通っている患者さんも、皮膚科の薬を捨てて、これらの食材を摂りましょう。皮膚科では、脱毛する薬をもられることがあるので、皮膚科の薬を捨てることは重要です。