2025-07-04
6歳の男性患者さんは、気管支喘息の治療で、最恐の脱毛剤であるモンテルカストを処方され、円形脱毛症を発症しました。お父様に、円形脱毛症の既往がありました。皮膚科で、ありとあらゆる効かない治療をされました。その間でも、容赦なく、モンテルカストや脱毛する痒み止めのロラタジンを飲まされ続けました。困り果てて、当クリニックに来院され、IGF-1を増やす治療を開始すると、脱毛薬で傷んだ毛が、大量に生え変わるための、脱毛が起こりました。結局、全頭脱毛からの治療になりました。そして、白い産毛が広い範囲で生えてきたので、高カカオチョコを食べてもらいました。はじめは、72%を食べられていましたが、86%に増やしてもらうと、白い産毛が生えている範囲が、明らかに広がってきました(写真、赤い円内)。この時にお母様が、高カカオチョコレートの効果を、強く認識されてこのように言われました。これからも、高カカオチョコを続けられるということで、喜ばれていました。まだ、IGF-1を増やす治療を受けていない円形脱毛症の患者さん、皮膚科で勧められるオルミエントやリットフーロよりも、唐辛子、大豆製品、そして高カカオチョコの方が、はるかに安全で、徐々にですが改善し、治癒へ向かうでしょう。セファランチンがないと、早い回復は望めませんが、皮膚科に行くよりはましです。できれば、95%チョコを20g食べて下さい。