2025-06-30
40代の女性患者さんは、新型コロナ感染で、円形脱毛症が再発しました。東京のS医科大学附属病院の皮膚科で、ステロイド投与などを受けましたが、改善せず、当クリニックに来院されました。来院時は、全身の毛が抜ける汎発性脱毛の状態でした。治療を受けるかどうかを迷われていましたが、IGF-1を増やす治療を受けることを決断されました。白い産毛はすぐに生えてきましたが、なかなか規定量を服用できず、効果は頭打ちでした。そこで。規定量の服用と高カカオチョコの摂取をお勧めしたところ、その2ヵ月後には、全体に、明らかに産毛が増えてきました(写真、赤い円内)。今後も、この調子で治療されると、明らかな改善が見られるでしょう。汎発性脱毛は、円形脱毛症の中でも、最重症の病態で、すぐには改善しません。改善された方は、粘り強く治療されています。カカオは95%のチョコレート20g/日が、効果が高いので、ホットミルクに溶かして、少し、甘味を付けたりして食べて下さい。改善が促進されます。ネットで、カカオポリフェノールで、IGF-1が増えて、育毛効果が出るという記事がありますが、当クリニック院長が見出した事実なので、これらは、すべてパクリ記事です。IGF-1を増やすサプリメントと薬剤、そして食品を摂取して、さらに重要なのは、IGF-1を減らす薬を、絶対に使用しないということです。脱毛薬の最新の種類については、院長の著書、”その薬、命を削ります”(オリーブの木社刊)をご覧ください。