2025-06-02
50代の女性患者さんは、円形脱毛症の家系の中で、長期間の抗ヒスタミン剤の投与で円形脱毛症を発症しました。皮膚科治療で治らず、当クリニックを受診されました。皮膚科治療の経緯を詳しくまとめてこられ、無効な治療の流れが良くわかりました。IGF-1を増やす治療で、それまでに傷んだ毛が生え変わるための脱毛を経て、改善してきましたが、睡眠不足で再発しました。かなり、改善されていたので、とても悔しい思いをされた様でした。しかし、絶対に治すという、強いお気持ちで治療を続けられ、再発から3年以上で、途中小さな再発を繰り返しながらも、現在は、治癒目前の状態です(写真)。重症円形脱毛症は、現代医学では治らない自己免疫疾患で、皮膚科でのオルミエントなどによる治療は、根治させる治療ではありません。最近は、テレビCMで、円形脱毛症は皮膚科に相談などと、薬屋が言ってますが、相談なんかしたらえらい目に会います。現代医療を妄信してはダメです。