2025-04-22
70代の女性は、家庭内のストレスで、円形脱毛症を再発しましたが、皮膚科治療が無効なことはわかっておられたので、皮膚科へは行かず、当クリニックの院長が発見した、唐辛子・豆腐による育毛効果を信じて、これらの食品を食べ始めました。そして、抜け毛が減ってきたので、遠路、当クリニックを受診されました。IGF-1を増やす治療を開始すると、産毛が増える前に、持病の糖尿病と白内障が改善し、糖尿病の主治医が驚いていたそうです。そして、治療8ヵ月後から、高カカオチョコレートを食べてもらうと、その2ヵ月後には、抜けていた前髪が明らかに増え(写真、赤い円内)、そのことを実感されて、このように言われました。この患者さんのように、賢い患者さんは、一度経験した皮膚科治療から、2度と皮膚科での円形脱毛症の治療は受けなくなります。しかし、この患者さんでも、高カカオチョコレートの効果は明らかでした。IGF-1を増やす食材の組み合わせの方が、ニッポン皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドラインによる治療よりも優れています。