2025-04-01
一時、円形脱毛症の治療で有名になった東京のN医院の院長の話です。このお医者さん、もともと麻酔科医で、痛みをとるために、頸部にある交感神経節を局所麻酔剤の浸潤注射で麻痺させる星状神経節ブロックをやっていました。そして、円形脱毛症の患者さんに星状神経節ブロックを施すと、産毛が生えてきたそうです。それ以来、自律神経と円形脱毛症の関連に気付き、円形脱毛症の治療を開始されました。具体的には、波動療法(?)、磁気治療、温熱治療、および鍼治療で円形脱毛症を改善させるらしいです。名古屋Kクリニックの治療は、この星状神経節ブロック(交感神経系の抑制)の裏の治療になります。すなわち、カプサイシンとイソフラボンのサプリメントで刺激する、胃腸の知覚神経は、副交感神経の知覚枝で、結局、この刺激は、副交感神経刺激になります。ただし、IGF-1を増やすのは、副交感神経刺激なので、星状神経節ブロックによる交感神経系の抑制を介した、相対的な副交感神経の活性化は、直接副交感神経刺激よりも弱くなります。また、毎回、円形脱毛症が治るまで、星状神経節ブロックを続けることも大変な体への負担になります。このお医者さんは、その後、自律神経機能を正常化させるために、上記の治療を始めたようですが、磁気、温熱、鍼、すべて知覚神経を刺激します。したがって、N医院の治療は、結局、副交感神経の働きを高めで、IGF-1を増やし、円形脱毛症を改善させていることになります。ただ、この治療では、円形脱毛症は、改善するものの、治癒に至るまでにはなりえないでしょう。波動療法(?)では、個人個人に応じた波動水を作るということですが、この方法はよくわかりません。当クリニックでも、自然の大地の磁気を浴びた地下水やもともと、IGF-1を増やすフラボノイドを含むヘチマ水に、青色光、超音波、および低周波を当てて、それぞれ、KクリニックウオーターやKクリニックスキンケアウオーターを作成して、前者は飲用で、後者は、外用で円形脱毛症の治療に使用しています。結局、IGF-1をどれだけ増やせるかが、治療効果を決める重要なポイントになります。その意味では、知覚神経刺激によるIGF-1増加が勝るということです。