2025-02-14

患者さんからの問い合わせ：”突発性難聴は、IGF-1を増やす治療で治りますか？”

突発性難聴は、これまでは原因不明の急に起こる難聴で、ステロイド投与が行われていました。しかし。１/３は、難治でした。原因は、ウイルス感染などが考えられましたが、基本的に、不明のままでした。その後、この病気が、内耳の神経細胞に対する自己免疫で起こることがわかってきました。そうであれば、自己免疫を抑制するIGF-1を増やす治療で改善するはずです。事実、京都大学の耳鼻科から、IGF-1の鼓室内への局所投与で、ステロイドで改善しない患者の半分程度に効果があったことが報告されています。この報告を見られて、当クリニックのＨＰを見られた患者さんから、当クリニックで行っているIGF-1を増やす治療で、突発性難聴が治るのではないかというご質問を頂きました。答えは、イエスです。IGF-1を体内で増やす治療で、円形脱毛症を含む自己免疫疾患が改善するので、突発性難聴も治るはずです、とお答えしました。