2025-02-05
40代の男性患者さんは、新型コロナ感染後に、慢性疲労症候群を発症しました。その辺りの開業医で、男性更年期などと言われて、適当な薬の投与を受けていましたが、改善せずに、毎日、寝たきりのような生活を送っていました。インターネットで、当クリニックにIGF-1を増やす治療で、自己免疫疾患である慢性疲労症候群が改善した患者さんの例を知り、来院されました。IGF-1を増やす治療で、改善していきましたが、睡眠不足が続くと、また、倦怠感が出てきて、髪の毛も細く白くなり、しかし、状態が良くなると、髪の毛は黒く、太くなりました。まさに、髪の毛の状態は、全身の状態を反映する鏡のようです。IGF-1を増やす治療で、髪の毛が増えてくるので、この治療は、体調も良くします。この患者さんも、治療前よりは、明らかに倦怠感は改善しています。新型コロナ感染の後遺症外来では、対症療法のみが行われていますが、ビタミンDの補充が良いと、やっと医師らが気がついたようです。ビタミンDは,活性型になるとIGF-1を増やすので、効果は出るでしょう。しかし致命的なのは、良い薬があることに気が付いても、痛み止めなどの、IGF-1を下げる対症療法薬を使用すれば、良い薬の効果もなくなることです。まだまだ、新型コロ感染後遺症の患者さんは、後遺症外来での無効の治療が続くようです。早く、IGF-1を増やす治療に気が付くと良いでしょう。