2024-12-13
19代の男性患者さんは、脱毛するモンテルカストで、円形脱毛症を発症しました。皮膚科治療が無効で、当クリニックに来院されました。IGF-1を増やす治療で、傷んだ毛が抜けて、新しい毛に生え変わり、全頭脱毛の状態になりましたが、治療8ヵ月後には、後頭部と前頭部で、明らかな改善が見られました(写真)。この時に、お母様が、大分良くなったので、治療費を下げるために、サプリを減らしたいとのお申し出がありました。円形脱毛症は、自己免疫による毛根の炎症で脱毛しています。これを火事に例えるならば、改善は消火しているのですが、治癒でない限りは、鎮火はしていません(図)。当然治療を止めれば、再発します(図)。せっかく、ここまで改善しています。治癒を目指しましょう。IGF-1を増やす治療を逃すと、治せる治療はありませんから。