2024-10-30
10代の女性患者さんは、蕁麻疹の治療に市販の抗ヒスタミン剤(アレルギールとジンマート外用)を服用中、また、仮性近視も治療で処方された0.01%アトロピン点眼液(共に、IGF-1を下げる)も加わり、円形脱毛症を再発しました。習い事の発表会の前の緊張もストレスになったようです。皮膚科でエキシマライトを照射、また、しょうもないAGAクリニックで、ミノキシジルを処方されましたが、効くわけもありません。当クリニックで、治療を開始しましたが、蛇行性脱毛に近い重症の円形脱毛症でした。IGF-1を増やす治療を開始すると、7日後には、後頭部で産毛が生えてきました(写真、赤い円内)。お母様は、”嬉しい!”の一言でした。薬で脱毛することを知らない医者、治療が効かないことを知らない医者のタッグが、このような悲劇を生みます。