2024-10-26
当クリニックでしか行えない、IGF-1を増やす治療の基本は、カプサイシンとイソフラボン、そして大量のセファランチンです。いぜんは、カプサイシンは1日6錠が基本で治療をしていましたが、もっと大量に飲みたいとの患者さんからの要望で、現在は、14錠/日飲まれている方も増えて、明らかに、以前よりは、治療効果が高くなりました。円形脱毛症の最重症型の、汎発性脱毛は、現代の医学では治せない自己免疫疾患です。カプサイシン6錠/日では、難治性の場合、産毛が生えてくるのに、1年くらいかかる患者さんもいました。しかし、カプサイシンを増量してからは、数ヵ月で、黒い産毛が生えてくるようになりました。50代の男性患者さんは、家庭のストレスで、円形脱毛症を発症し、皮膚科を受診したところ、効果のない、微量のセファランチンに加えて、何と、脱毛するデザレックスを処方され、汎発性脱毛になりました(図)。これは、たまらないと、当クリニックを受診され、IGF-1を増やす治療を受けられ、カプサイシンを14錠/日飲んでもらうと、治療8ヵ月で、前頭部の広い範囲で、白い産毛と、さらに黒い産毛も生えてきました(写真)。眉毛も生え揃って、患者さんの人生は、また、脱毛前の状態に戻りつつあります。やはり、カプサイシンは、治療の基本です。飲める範囲で、できるだけ増やしましょう。