2024-09-04
70代の女性患者さんは、脱毛症はないのですが、お肌のアンチエイジングのために、カプサイシン、イソフラボン(スーパーセレクト)、そしてタキシフォリン(ラーシュ)を服用されていました。額のしわや、両頬。そして目の下の弛みは、改善していましたが、ある時に胃痛が強く起こり、受診した医療機関から、IGF-1を減らす胃薬であるランソプラゾールを処方され、7日間服用しました。この間、サプリメントも飲まなかったそうですが、その1ヵ月後、明らかに、両頬と目の下の弛みが強くなり、額のしわも深くなりました。ランソプラゾールは、IGF-1を増やす胃酸を過剰に抑制するために、脱毛症がある人は脱毛させますが、当然、肌のアンチエイジング作用をも持つIGF-1を減らすので、肌の老化も促進します。胃からの出血がある場合以外は、このような強い薬は、副作用も強いので、それよりも、IGF-1を増やす胃薬で、ゆっくり治すことが良いでしょう。肌の老化は、また、サプリメントの開始で、元に戻りますが、円形脱毛症の患者さんでは、ひどい再発が起こり、回復に数ヵ月かかります。処方された薬の危険性は、服用する前に、当クリニックまで、お問い合わせください。