2024-06-21
10代の男性患者さんは、家庭内のストレスで、円形脱毛症を発症しました。ご両親共に、円形脱毛症の既往がありました。某県立病院を受診するも治らず、とうとう全身の毛が抜ける汎発性脱毛にまで悪化し、困り果てて当クリニックを受診されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療を開始しても、規定量飲めず効果はなかなか出ませんでした。しかし、規定量服用してもらい、さらにカルニチンを併用すると、新たに産毛が生えてきて、この時に、お母様が、喜ばれて、このように言われました。多く患者さんと同じ経過で、皮膚科治療で悪化し、IGF-1を増やす治療で改善しました。わかっていることですが、なぜ治らないと知って、皮膚科を受診するのでしょうか?そして、場合によっては、1本の毛がなくなるまで、皮膚科に、通い続けるのでしょうか?取り返しのつかない状態になる前に、IGF-1を増やす治療を受けてみることをお勧めします。