2024-05-25
10代の女性患者さんは、脱毛するパタノール点眼液を使用して円形脱毛症を発症しました。皮膚科を受診すると、また、脱毛する抗ヒスタミン剤を投与され、ますます悪化。もうたまらないと、当クリニックに来院されました。IGF-1を増やす治療を開始すると、皮膚科で出された抗ヒスタミン剤で傷んだ毛が、新しい毛と生え変わるための、毛の生え変わりで、汎発性脱毛からの治療となりました(写真、治療開始時)。それ以後、途中で再発はあったものの、根気強く治療され、治療4年6ヵ月後には、明らかに改善し(写真)、眉毛も生え揃いました(写真、赤い円内)。この時に、お母様が、昔を思い出されてこのように言われました。お子様が、重症円形脱毛症でも、放置する親御さんもいるなか、なんとかして治したいと思われるご両親のおかげで、このお子さまにも、新しい人生が開けてきています。