2024-04-06
50代の男性患者さんは、歯科治療の後の痛み止めと花粉症の目薬を使用して、円形脱毛症を発症しました。皮膚科に通いましたが、全く治りませんでした。当クリニックに来院され、男性型脱毛症(AGA)と円形脱毛症の合併がありましたので(写真、治療前)、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量、さらにAGA治療薬であるアボルブで、IGF-1を増やす治療を開始しました。順調に改善しましたが、元来、不眠症があり、長い休暇で睡眠のリズムを乱して、円形脱毛症は再発しました。しかし、それからの治療で、自律神経が強くなり、不眠症を抱えたままの円形脱毛症の治癒(完治)となりました(写真、治療3年5ヵ月後)。AGAも改善していますが(写真、赤い円内)、こちらは徐々に改善していくので、これからも治療は続けたいとのご意向でした。皮膚科治療では、円形脱毛症もAGAも治りません。IGF-1 を増やす治療では、体も健康になるので、続けられる意味は大きいでしょう。