2024-02-10
ネットの育毛剤の広告に、毛を生やすなら育毛剤よりも発毛剤などと、まさに、脱毛症治療においては、素人のような表現を見ることがあります。また、その辺りのAGAクリニックでも、発毛という言葉を広告に使う所があります。このような怪しいクリニックの医師の経歴は、保健所勤務の医師が転職した場合のようなケースもありました。脱毛症治療に関する英語の論文を書くと、育毛はhair growthと表現し、これは毛が生えたり、伸びたりすることを広く包括します。すなわち、発毛などという言葉を使う業者や医師は、脱毛症治療に関する英語の論文を書いた経験がないのです。発毛という言葉を使った外用剤やクリニックでは、それらの治療効果は疑わしいと考えたほうが良いでしょう。案の定、発毛を謳い文句にした外用剤には、脱毛成分であるジフェンヒドラミン(痒み止め)が入っていました。これは、脱毛剤です。注意しましょう。