2024-02-06
60代の女性患者さんは、弟さんに、円形脱毛症の既往がありました。そして、歯科治療の後にもらったロキソニンの服用で円形脱毛症を発症し、肩こりで貼ったロキソニンテープで悪化しました。皮膚科を受診すると、蛇行性脱毛と言われたそうです。しかし、治らずに、当クリニックに来院されました。蛇行性脱毛ではなく、多発型円形脱毛症でした(写真、治療前)。皮膚科のお医者さん、なんば言いよっと?!カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療を開始すると、治療6ヵ月後には、ほぼ治癒状態となりました(写真、治療6ヵ月後)。この時に、治療前の写真を見られて、このように言われました。治癒となり、”ありがとうございます”と喜ばれていました。皮膚科治療では、脱毛斑が増えて行くのが抑えられず、仕事のストレスのせいと考えられたのでしょう。しかし、仕事を止めなくて、当クリニックを受診されて良かったですね。世界中の重症の円形脱毛症の患者さんでも、皮膚科治療で治らない時は、学校や仕事を止めたくなるでしょう。IGF-1を増やす治療を、お勧めします。