2024-01-26
東京都在住の50代の男性患者さんは、仕事が多忙で、肩こりがひどく、脱毛するインドメタシンが入ったバンテリン液を1日3回、3ヵ月間も肩や首に塗っていました。同時に、脱毛するクロルフェニラミン入りの目薬であるスマイル40EXも使用されていました。不眠もあり、ブラゾラムという睡眠導入剤(抗コリン作用があり、脱毛する)も飲んでいました。その4ヵ月後に円形脱毛症を発症し、新型コロナに罹患して、さらに悪化しました。東京都内の皮膚科3軒で治療されるも治らず、皮膚科医から、オルミエントを使おうと言われたそうです。困り果てて、当クリニックに来院し、使用された薬がすべて脱毛するものであったことを知って愕然とされました。さらに、オルミエントは、脱毛症を治す薬ではないこともお伝えすると、皮膚科は詐欺だとも言っておられました。最後に、わざわざ東京からきたけど、薬の怖さがわかって、来てよかったと言われていました。もし、脱毛する薬を使い続けていたら、全身の毛を失っていたでしょう。IGF-1を増やす治療を開始しました。