2024-01-23

カプサイシン増やして、再発７ヵ月後には再び改善！

10代の女性患者さんは、脱毛薬アレロック（かゆみどめ）を飲んで円形脱毛症を発症しました。勿論、皮膚科治療で治らず当クリニックに来院されました。来院時、蛇行性脱毛の状態でしたが、IGF-1を増やす治療を開始して、順調に改善しました。しかし、カプサイシンが1日4錠（規定量は6錠）しか飲めていなかったために再発し、全頭脱毛にまで悪化しました（写真）。そこで、頑張ってカプサイシンを6錠/日に増やして治療を続けると、その７カ月後には、明らかな改善が見られました（写真）。患者さんの中には、カプサイシンやイソフラボンよりも、セファランチンの効果が高いと思われている人がいますが、これは間違いです。IGF-1を増やす治療の基本は、カプサイシンとイソフラボンで、セファランチンのみでは、十分な効果はありません。セファランチンは、漢方で言う佐薬（補佐する薬）です。カプサイシンやイソフラボンなどのサプリメントを飲んで、初めてセファランチンの効果が期待できます。