2023-12-08
7歳男子患者さんは、円形脱毛症を発症し、皮膚科で脱毛するアレロックを処方され、全身の毛が抜ける汎発性脱毛になりました(写真、治療前)。私立医大の皮膚科での治療で治らず、当クリニックに来院されました。IGF-1を増やす治療を開始すると、傷んだ毛が抜けて、産毛が生えてきて、治療4ヵ月後には、明らかな改善が見られました(写真)。この患者さんのお父様は、この時点で、”徐々に増えています”とのお言葉でした。IGF-1を増やす治療では、頭皮の状態の良いところから、順次、産毛が生えてきます。一気にウイッグをかぶるようには治りません。汎発性脱毛は、現代医学では治せない自己免疫疾患です。その汎発性脱毛の患者さんが、4ヵ月の治療で、これだけ改善していれば、徐々にではなく、早く改善しているようには見えないのでしょうか?