2023-10-25
10代の男性患者さんは、自己免疫疾患の家系で、脱毛するデザレックス(抗ヒスタミン剤)と睡眠不足で円形脱毛症を発症しました。皮膚科では、もちろん、治りませんでした。困り果てて、当クリニックに来院されました。額の右上に、広く脱毛が見られました(写真、治療前、青い円内)。IGF-1を増やす治療を開始して、産毛が生えてきて、治療8ヵ月後には、どこが脱毛していたかがわからないほど改善しました。このような目立つところに、大きな脱毛斑があることは、とても憂鬱でしょう。皮膚科は、患者さんの憂鬱を消してくれません。いや、脱毛する抗ヒスタミン剤を処方して、ますます深くするでしょう。気を付けましょう。