2023-09-22

患者さんの声；”順調に発毛しています（原文のまま）”

20代の男性患者さんは、祖母の方に関節リウマチがあり、自己免疫疾患の体質を受け継いでいる可能性がありました。ロキソニンＳを服用しているうちに、円形脱毛症を発症しました。皮膚科治療で治らず、遠路、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-１を増やす治療を開始すると、順調に改善しました。しかし、一人暮らしになり、生活が不規則になり、睡眠時間も短くなって、再発しました。ご本人も、気を取り直して、再度、治療を続けられて、カプサイシンを１０錠/日に増量して、改善が速やかになりました。そして、カプサイシン増量から７ヵ月後には、明らかな改善が確認されて（写真）、このように言われました。治療効果が、不十分な重症円形脱毛症の患者さんでは、カプサイシン10錠/日の服用をお勧めします。胃が痛くなっても、胃が荒れるわけではないので、我慢できる範囲であれば、カプサイシンの増量をお勧めします。重症円形脱毛症は、IGF-１を増やす治療で改善しますが、特にカプサイシンを8～10錠/日に増量すると、改善率は明らかに高くなります。しかし、若いお子様の患者さんでは、このような状況が理解できず、治療に積極的でない場合があり、ご両親の悩みの種になります。一生に一度の治るチャンスなので、完治させてほしいものです。