2023-08-21
関東地方在住の3歳の男子患者さんは、円形脱毛症を発症し、脱毛斑形成のみならず、髪の毛の全体量が、明らかに減ってしまいました。それまでに、耳鼻科でモンテルカストを頻繁に処方されていました。患者さんのお父様が、当クリニックのHPを見られて、モンテルカストが危険な薬であることを知り、すぐに服用を中止したそうです。当クリニックのHPは、まだ、治療を受けていない患者さんにも役に立っています。それよりも、安全な同類の薬であるプランルカストを処方されていれば、このような悲劇は起こらなかったはずです。この患者さんのお母様方の祖母の方に円形脱毛症の既往がありました。誰に円形脱毛症の体質があるか分からない以上、また、同類の薬にプランルカストがある以上、モンテルカストは処方すべきではないでしょう。重症円形脱毛症は、普通の皮膚科治療では治らない病気です。モンテルカストの危険性がもっと、耳鼻科医などに周知されなければいけないでしょう。