2023-08-02
10代の女性患者さんは、脱毛する抗ヒスタミン剤服用で円形脱毛症を発症しました。皮膚科を受診し、大きな病院への紹介を依頼すると、そこの女医から、大学病院への紹介状は、私が治せないと思われるから書かない、精神科へ行け、などと暴言を吐かれました。皮膚科医の円形脱毛症の患者さんへの暴言はよくあることです(当クリニック院長の著書、”専門医が教える髪の増やし方”、星雲社刊、の中で、皮膚科医の暴言集として紹介済み)。困り果てて、当クリニックに来院し、IGF-1 を増やす治療を開始すると、すぐに白い産毛が生えてきて、治療11ヵ月後には、黒い産毛も増えてきました。そして、やや遅かった初潮も始まり、生理も来るようになりました。IGF-1 は、育毛効果や円形脱毛症の原因である自己免疫を抑制するのみならず、女性ホルモンの働きも良くする作用を持っています。皮膚科医の中には、自己免疫疾患である円形脱毛症をストレスのみで起こってくると考える医者がいることが驚きです。現在皮膚科で治療を受けられている円形脱毛症の患者さんは、おそらく、皮膚科医の無言か暴言のどちらかで悩まされているはずです。