2023-05-23
東京都在住の50代の女性患者さんは、当クリニックに来院する7年前に円形脱毛症を発症しました。その後、かゆみ止めで、脱毛作用のあるエバスチンなどの抗ヒスタミン剤を皮膚科で大量に処方され、円形脱毛症が悪化していきました。脱毛斑がいくつもできて、困り果てて当クリニックに来院されました(写真、治療前)。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療を開始すると、徐々に改善していき、治療9ヵ月後には、多かった抜け毛も減り、脱毛斑の数も減ってきました(写真、治療9ヵ月後)。この時、行きつけの美容室の美容師さんから、髪の毛がしっかりしてきたと言われたそうです。円形脱毛症では、最も強く毛根が傷害された部分では、脱毛しますが、脱毛していない毛の毛根も傷害されており、毛が伸びなくなり、また、毛の質もわるくなり、細くなったり腰がなくなったりします。IGF-1を増やす治療では、産毛が生えるのと同時に、抜けていない毛の毛根の傷害も軽減されるので、抜けていない毛の毛質も良くなります。逆に考えれば、円形脱毛症が出来たときには、抜けていない毛も、脱毛予備軍となっていることになり、IGF-1を増やす治療を受けないと、それらの毛が次々に抜けていき、脱毛斑が増えたり、また、最悪の場合は、すべての頭髪がなくなることもあります。自己免疫疾患である円形脱毛症には、皮膚科治療も含めて、現代医学は、無力です。